中国語検索エンジン「百度(バイドゥ)」は、12月4日、日本市場への進出を2007年に予定していることを発表した。「百度」は2000年に、米国留学から帰国した李彦宏氏(現・会長兼CEO)が北京に設立したIT企業の雄。
中国語と日本語、同じ漢字を使ういわば親戚のような言語だが、日本語検索エンジンとして、どれほどの実力ががあるのか疑問を持つ人も多いだろう。それに対して李CEOは、日本語検索技術の開発に6カ月を費やし、強力な日本語検索技術を開発したと述べ、日本市場のへの進出に自信を見せている。
「百度」が発表した資料によると、「百度」は中国の検索エンジン市場の6割のシェアを持ち(※1)、トラフィックは世界で4番目に多いサイト(※2)で、名実ともに中国語検索エンジンのナンバーワン。日本市場で、どこまでシェアを獲得できるのか注目される。
※1:CNNIC(中国ネットワークインフォメーションセンター)調べ。
※2:Alexa Web Search調べ。
プレスリリース:「Baidu to Enter Japanese Search Market in 2007」
参考サイト:「検索エンジン大手の百度、2007年に日本進出」(中国情報局)