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現場ノウハウ満載!現役店長に学ぶ「人気ネットショップの作り方」

第3回 新しい印刷屋のスタイルをネットで発見! ~オリジナル商品が自慢の「印刷屋サッコ」~(後編)


今回は従来の印刷業スタイルに満足できず、ネットショップ「印刷屋サッコ」を開いた佐古建夫さんにお話をうかがいます。壁にぶつかりながらも、3つのショップ店長として活躍するまでにせまります。前編はこちら。

店長紹介
佐古 建夫(さこ・たてお)
1960年横浜生まれ。上智大学外国語学部卒業。印刷会社勤務を経て、1997年、有限会社サッコグラフィクス設立。「印刷物作成請負業」からの脱却を目指し、自社オリジナル商品の開発を進めるとともに、ネットショップを立ち上げ、現在に至る。楽天市場店の出店は2001年5月、本店は2005年8月オープン。Yahoo!ショッピング店も含めると3店舗をネットで展開中。

独自の商品を扱うからこそ、差別化と広告は重要

検索サイトで「印刷」や「パンフレット」といったキーワードで検索すると、たくさん印刷業者のページが出てきますよね。ほかの印刷関係のネットショップと、どのような差別化を図っていますか?

印刷屋サッコでは、「印刷技術を使った「商材」を企画・製作・販売する」ことを社是としているので、「請負業」として印刷サービスを提供している他社とは方向性はまったく異なっていると考えています。
自社の製造設備と製造人員の稼働率をいかに上げるかが、従来の「請負業」タイプの印刷会社の目標になりますが、当社ではオフセット印刷の設備は持つ必要がありませんし、持つつもりもありません。

それだけオリジナル商品に自信をお持ちだということですね。では、より多くのお客様に商品を知っていただくための施策についてはどうでしょう。

サッコでは、A8.netのアフィリエイトプログラムに、2004年4月末から独自ドメインの販促として参加しています。アフィリエイトバナー経由のアクセスが1カ月で2万を超えています。

それはすごい。競争の激しい印刷ネットショップの中ではかなり効果をあげているといえますね。

やはり数多くのアフィリエイターを集めることは極めて重要ですし、その効果も大きいと思います。特に「ブック型名刺」のような、今まで世の中に知られていない、まったく新しい商材を広く告知していくには、必須の広告・宣伝・新規獲得ツールであると痛感しています。

サッコさんは、藤村正宏さんの書籍『藤村流「感動」で売れ!「体験」で売れ!』の中で、紹介されたそうですね。

藤村正宏 著『藤村流「感動」で売れ!「体験」で売れ!』
(インデックスコミュニケーションズ)

ええ。「エクスペリエンスマーケティング」で、絶大な人気を誇る藤村先生の本に掲載されただけでなく、セミナーなどでもご紹介いただいているため、驚くほどの問い合わせと注文をいただいてます。
マーケティング関連の著書を10冊以上出版している藤村先生とは、以前から親しくさせていただいておりましたが、先生にはどんなに感謝しても、感謝しきれません。

次のページ
「印刷屋サッコ」の舞台裏を拝見

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この記事の著者

山田 雅彦(ヤマダ マサヒコ)

大学で経営工学を専攻。総合電機メーカー系ソフトハウスに勤務後、フリーのシステムエンジニア、IT系コンサルタントなどを経て、2000年3月に有限会社サーブを設立。 また、買い物情報のクチコミサイト「買物じょうず」の企画・開発...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/02/19 00:10 https://markezine.jp/article/detail/549

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