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ブログは死なず。“ブーム”から“成熟”に至ったブログ広告記事サービス

記事のクオリティとブロガーのモチベーション維持を両立させる秘訣

 前述のイベントに参加したブロガーの中には、ブログタイムズのサービスが始まったころからの会員も参加していた。ブロガーの側から見たブログタイムズは、「毎日悩まされる更新のネタを与えてくれて、依頼内容も面白い。文章を書くやる気が湧いてくる」ものだという。ブログタイムズが広告主に支持される理由の1つは、このコメントの中に隠されている。

 「どんなオーダーをすればブロガーが意欲的に動いてくれて、良い記事にまとめてくれるのか。さまざまな成功と失敗を繰り返してきたからこそ、当社はブログ広告記事を成功させるノウハウを蓄えています」と三島氏は説明する。

 ブロガーに興味を持ってもらえること、そして広告主に対しては成果を返すこと。試行錯誤の末に定着してきたのは、ブログタイムズがブログ広告記事の企画自体をプランニングするところから関わることだった。

 ブログタイムズは記事掲載料として1000~1万円をブロガーに支払うが、決して「広告主に有利なように書いてくれ」とは依頼しない。そうではなく、広告主が伝えたい商品・サービスの良さをブロガー、そして読者に伝えられるように、記事にする切り口について条件を出していく。

 例えば、ロッテが大河ドラマに絡めて展開している「お菓子でめぐる龍馬伝フェア」。お菓子と言えば、食べて味をレポートするといった取り上げ方がありがちなところだが、ブログタイムズではただ味の感想を伝えるだけで終わらないように、記事募集の際に次のような条件をつけた。

  • パッケージに記載された坂本龍馬の名言の部分を写真に撮って載せる
  • 高知のゆずや長崎のハニーカステラ等のご当地素材を使ったお菓子だが、ご当地商品ではなく全国で販売されていると説明する
  • フェア自体の認知を高めるために龍馬伝のマークが入るように撮ったパッケージ写真を載せる
記事の一例、各ブロガーさまざまな切り口で商品を紹介している
記事の一例、各ブロガーさまざまな切り口で商品を紹介している

 このように記事の効果を最大化するための条件を精査して記事執筆の依頼をすることで、広告主に対してはブログ広告記事のクオリティを一定以上に保ち、ブロガーに対しては新しいミッションに取り組むかのような新鮮な気持ちで案件に参加してもらえるよう工夫しているという。

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ブログは中長期的なブランディング向上に優れたメディア

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この記事の著者

中嶋 嘉祐(ナカジマ ヨシヒロ)

ベンチャー2社で事業責任者として上場に向けて貢献するも、ライブドアショック・リーマンショックで未遂に終わる。現在はフリーの事業立ち上げ屋。副業はライター。現在は、MONOistキャリアフォーラム、MONOist転職の編集業務などを手掛けている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2010/09/27 11:00 https://markezine.jp/article/detail/11377

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