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【渡辺隆広のSEO Tips】大規模サイトのSEO
クローラのアクセス経路を確保してヒット率を高める方法

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 WikipediaやYahoo!ショッピング、Amazon.co.jpのような、商品や情報点数を膨大に抱えるサイトにおけるチャレンジの1つは、いかにサイト全体を検索エンジンのクローラに巡回させつつ、サイト内におけるキーワードとページの関連性を結びつけていくかという点だ。今回は、「クローラビリティ」という観点から、検索エンジンからの流入経路を増やす(=流入キーワードの総数を最大化させる)ための1つの方策として、ナビゲーションの実装方法について解説する。(バックナンバーはこちら)  

大規模サイトにおけるクローラビリティ

 業界や業種、事業の特性上、アクセス数や成果数/割合において、特定のヘッドワード(検索回数が多い一般キーワード)が、その他の検索ワードを圧倒している場合がある。その場合に有効なSEOの施策として、世間一般で語られている方法は次の通りだ。

 標的とするランディングページに、標的とするキーワードに対してアンカーテキストとして含んだリンクを、何らかの方法で集中的に集めていく

 こういったSEOの施策を実施することで、一定の成果を得ることができるだろう。

 こうしたケースを挙げながら、「SEOの対策は、外部リンクだけやれば十分」と考える方々も多いが、それはケースバイケースだ。サイトによっては十分条件となり得ても、また別のサイトにおいては必要条件にしか成り得ない。

 とりわけ、今日の検索エンジンは、ランキングを作成する際に、ページの重要度や信頼度を推し量るため、相対的にリンク解析アルゴリズムの計算結果へ比重を置いている。

 そのため、一般論として外部リンク構築はどんなサイトであっても必要だ。

 しかしながら、別の施策もあわせて組み合わせなければ期待した成果が得られないケースも少なからず存在する。そうしたケースの大半において、多くのウェブマスターが頭を抱えていることが多い。

 そこで今回は、「商品点数や情報点数を膨大に抱えており、ターゲットキーワードが無数に存在する、あるいは数が膨大ながらあらかじめキーワード特定ができないケース」において、SEOの必要条件の1つとなる、クローラビリティはどのように確保していくのかという点にフォーカスして、解決方法を紹介していく。

コンテンツが埋没するとクローラーが到達しない

 具体的には、本コラムを掲載しているMarkeZine(マーケジン)のように日々数多くのニュース記事が掲載され、アーカイブ化されていく場合や、Wikipediaのように膨大な用語解説ページを持つケース、Yahoo!ショッピングのようなショッピングサイトや不動産・旅行系サイトのように掛け合わせキーワードも考慮するとキーワード数が無限に広がるようなケースだ。

 MarkeZineを例にとって説明しよう。

 本サイトは、2006年7月にオープン後、インターネット広告を中心に、SEO/SEMやアフィリエイトの実践的なマーケティングノウハウ、海外の最新動向、それらをサポートする技術革新の激しいソフトウェア情報までを横断したメディアだ。

 4年以上に渡る運営を通じて、さまざまな切り口の記事がアーカイブとして蓄積されていっているが、こうした類のサイトが共通して直面するSEOの課題とは、どのように過去の記事も検索エンジンを通じて探し出せるように(findable)するかという点だ。

 というのは、最新の記事はトップページや各カテゴリ/テーマ別一覧の最初のページ(※ 多くの場合、カテゴリ別記事一覧はページネーション(ページ送り)で分割されている)など、検索エンジンのクローラから巡回されやすい場所にリンクが出現するために、公開後まもなくインデックスされる可能性が高い。

 しかし、古くなるほど、サイトの奥底にいってしまい、クローラが到達できず、埋没してしまうことが少なくないのだ。

 時間が経過しても閲覧する価値のあるコンテンツは当然あり、そうしたものはユーザーの検索クエリと合致するものであれば検索結果の上位に表示される。このようなケースは、当然、閲覧してもらう機会が増えるので、サイト運営者としては、うれしいものだ。

 しかし、ナビゲーション設計に不備があると新しいものだけが検索にヒットし、時間が経過するほどヒットしづらくなってしまう。


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連載:アイレップの現場担当者に聞く「アクセス大幅向上作戦」

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