ミック経済研究所は、ソーシャルメディアを5つの分野(SNS、ブログ、Q&Aサイト、動画・画像共有サイト、クチコミサービス)に分類し、29社・33サービスの調査結果をベースに、市場規模とそのトレンドを分析した。
ソーシャルメディア市場の2010年度売上規模は、広告収入と課金収入を合わせて、前年度比183.0%の2005億円が見込まれている。このうち広告収入が618億円で、ソーシャルメディア市場に占める割合は30.8%。課金収入は1387億円で69.2%を占めている。
課金収入は2009年度に前年度比247.9%、2010年度も232.1%の成長となる見込みで、2か年連続で200%超の成長となる。これは、SNSプラットフォーム上で展開されるソーシャルゲームによる課金収入による伸びが大きいことが最大の要因となっている。一方、広告収入においても、低迷する広告市場全体の中では唯一、2009年度に前年度比113.4%、2010年度も124.1%と好調に推移する見込みだ。
ミック経済研究所では、2011年以降、ソーシャルメディア市場は、広告収入と課金収入を合わせ、年平均25.5%増で成長し、2013年度には3963億円規模まで拡大すると予測している。
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