コムスコア・ジャパンは30日、日本のモバイル利用に関する携帯動向調査データ「コムスコア・モビレンズ」をもとに最新の市場傾向を発表した。その結果、スマートフォンのOSシェアで、これまでトップを維持してきたiOS(アップル)から、アンドロイド(グーグル)にトップシェアが移行したことが明らかになった。また、携帯市場全体におけるスマートフォン利用者数も増え続けており、2011年3月調べでは976万人、従来からのトレンドを加味すると、現在すでに1000万人を超える勢いとなっている。
アップルのiOSは、OSシェアではトップを譲ったものの、機種別の利用ランキングではiPhoneシリーズがトップ5機種のうち3機種を占めており、依然として高い人気を維持している。アンドロイド搭載端末は、ソニーエリクソン製のドコモスマートフォンのXperiaと、東芝製のドコモスマートフォン、REGZA Phone T-01Cがランクインしている。
スマートフォン機種別利用者ランキング(2011年3月)
調査対象:13才以上の携帯ユーザー
1位 Apple - iPhone 4 32GB
2位 Sony Ericsson - Xperia
3位 Apple - iPhone 4 16GB
4位 Apple - iPhone 3G S 32GB
5位 Toshiba - REGZA Phone T-01C
コムスコア・ジャパンは、「日本の若い女性はタッチスクリーンを受け入れないのではないか」といった意見も払拭され、数値の上でも完全に浸透サイクルに入ったとしており、大都市圏とそれ以外の地域でのスマートフォン浸透度も差が縮まってきていると指摘している。
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