ソーシャルネットワークサービス「フェイスブック」のマーケティング・ディレクター(当時)であるランディ・ザッカーバーグ氏(同社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏の実姉)が、7月26日に行われたマリー・クレール誌のパネル・ディスカッションで「インターネットにおける匿名はなくすべき」という発言をしたことがネットメディアでさまざまな反応とともに報道された。
世論調査会社IBOPE Zogbyは7月末から8月頭にかけて、米国の成人を対象にインターネットにおける匿名/実名についての調査を行い2153名から回答を得た。その結果、「インターネットにおける匿名はなくすべき」という意見に同意する人は21%、「実名は対話を抑圧する」に同意した人は49%。しかし、「インターネットから匿名をなくすことは可能」とする人は8%にとどまった。
自分の身元を明らかにする必要があるとき、ウェブサイトにコメントを投稿するかについてたずねたところ、「する」と答えた人が51%、「しない」と答えた人は28%だった。「ネットで匿名を使うのは失礼だ」については「そう思う」が60%、「そう思わない」が33%となった。
ランディ・ザッカーバーグ氏は8月4日、ソーシャルメディアの会社を設立するため、6年にわたって在籍したフェイスブック社を去っている。
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