アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)は、今年2月に、日本のソーシャルメディア活用企業トップ50リストを作成したが、震災やmixiページの誕生など、この半年でソーシャルメディアを取り巻く環境が変化したことから、8月時点でのデータを元に最新の活用企業リストを発表した。
トップ50企業における各ソーシャルメディアのサービス別の利用率のランキングは以下のとおりで、1位は「日本コカ・コーラ」となった。
最も利用されているソーシャルメディアは「ツイッター」で、トップ50社も何らかの形でアカウントを開設している。このうち、フェイスブックは、前回調査時ではトップ50に入った企業内での利用率が24%だったにもかかわらず60ポイントも増加しており、Facebookページの開設がこの半年間で急速に進んでいる様子がうかがえる。
また、ミクシィは、2月の調査時点で34%だった利用率が、58%と大きく上昇している。8月31日にmixiページの提供が始まったことから、今回の調査ではmixiページのみ9月6日時点での数値を採用。今後も増加することが考えられる。
調査対象となったアカウントの中には、キャンペーン期間中のみの運用で終了しているものもあったが、今回の調査では8つのソーシャルメディアすべての利用率がアップしており、AMNは、企業における利用はアカウントの停止ペースよりも開設ペースの方が上回っていると分析している。
「2回ソーシャルメディア活用企業調査」概要:
対象サービスは、ツイッター、ミクシィ、グリー、モバゲータウン、フェイスブック、ブログ、ユーチューブ、ニコニコ動画。調査対象企業は、日本顧客を対象に事業を営む大企業約300社(メディア企業、ネット企業については対象から除く)。調査は、各サービスの企業アカウントやチャンネルにおけるフォロワー数、登録数などをもとに指数化して行われた。
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