「Google Consumer Surveys」は、オンライン市場調査を素早く手軽にできるサービス。調査を実施する人は、「Google Consumer Surveys」のサイトで、あたらしく調査を作成し、質問を入力し、調査対象者を設定するだけ。
このアンケートは、グーグルのパブリッシャーネットワーク上で表示される。具体的には、サイト訪問者が、ニュース記事やビデオなどのプレミアムコンテンツにアクセスしようとするときに、この質問が表示される。そのコンテンツを観たいと思った人は、質問に答えることになる。そのため、質問はひとつだけ。サイト訪問者はコンテンツが見たくて質問に答えるのであって、質問はそのためのステップに過ぎないからだ。しかし、グーグルはこれによってより高い反応が得られるとしている。質問は「どちらのロゴが好きですか?」といったものから、さまざまに設定できる。
回答を得たら、システムが自動的に分析してくれる。回答者の個人情報は明らかにされないが、DoubleClickのクッキーとIPアドレスを使って、年齢、性別、場所などによってセグメント化される。調査開始後、数時間で反応を得ることができ、分析結果はその日のうちに入手可能。レポートは生データだけでなく、データがチャート化され、注目ポイントが示される。
料金は、調査対象者によって異なり、一般的な米国内のネットユーザーの場合、ひとつの回答につき0.1ドル。カスタマイズしたオーディエンスの場合はひとつの回答につき0.5ドルとなる。オーディエンスの設定は、コーヒーを飲むひと、ペットを飼っている人なども指定できる。
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