IMJ モバイルが行った「シニアのインターネット利用に関する調査」では、習慣的に接触しているメディアは「インターネット」が約9割と最も高く、新聞やテレビを超えていることがわかった。また、インターネットを「信頼している」との回答は他世代と変わらず4割以上となっている。
シニア世代のパソコンでのインターネット利用頻度・時間は20~30代と同様に高く、約7割が1日2回、1時間以上。また、インターネットでの商品購入率は9割を超え、年間利用総額10万円以上は約35%に達している。また、スマートフォンの保有率は7%と低いものの、保有意向は他世代と同様高くなっている。
他世代との相違点としては、メールマガジンの閲読率が高く、「信頼している」との回答も多いこと、パソコンでのインターネットは午前中の利用が多いことなどがあげられる。また、インターネットの利用目的は「連絡手段」「応募」、閲覧しているサイトは「旅行」「健康」「資産運用」が他世代に比べ高い傾向が見られた。
【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:20~89歳の男女 ※調査会社が保有する調査パネル
有効回答数:1038サンプル
調査日時:2012年3月29日~3月30日
割付条件:20~50代、60~80代をそれぞれ500サンプルになるよう、年代別のインターネット利用率を「平成24年3月総務省全国男女別推計人口」を元に算出し割付を行った
※インターネット利用率は総務省「通信利用動向調査」を参照
※割付セルの1セルにつき3%多くサンプルを回収しているため、有効回答数が1000を超える
【関連記事】
・「50代を過ぎたら、もう年をとらない」 中高年に広がる“エイジレス感覚”
・デジタルシニア層の6割がネットショッピングを経験
・テレビよりもオンライン広告の影響が強いのは日本のみ【6か国調査】
・富裕層マーケティングで人気の2つのゲームアプリ
・スマートフォンの新規購入がフィーチャーフォン超える