米HubSpot社は、インバウンドマーケティングの統合ソフトウェアを中小のB2B企業を中心に世界45か国、6000社以上に提供している。同社の提供するインバウンドマーケティングの統合ソフトウェアは、CMS(コンテンツ管理システム)、SEO対策、ブログ作成支援、ソーシャルメディア投稿支援、ランディングページ作成支援、見込み客管理などの各種ツールと、これらを使ったインバウンドマーケティング活動の効果測定・分析ツールなどを一体化することで、マーケティング担当者が特別なサイト作成の知識がなくても利用できるようになっている。
HubSpot社は、従来の伝統的なマーケティング手法を「アウトバウンドマーケティング」と位置づける一方、ユーザーの検索行為や、ソーシャルメディア、ブログの活動で、潜在顧客に「見つけられる」ことを目指し、潜在顧客側から近寄ってきて、見込み客(lead)化するようなマーケティング手法のことを「インバウンドマーケティング」と呼んでいる。同社のソフトウェアはこの考え方で作られているため、主にB2B企業の利用が中心となっている。
コムニコとスケダチが日本で展開する「インバウンドマーケティング支援サービス」の提供時期などについては、7月末ごろに発表される。また、コムニコとスケダチは、近日中に、インバウンドマーケティングに関するセミナーなども行っていく予定。
【関連記事】
・「仕事で役立つWebサイト」1位は6年連続オムロン、BtoBのサイト充実は重要
・マイクロソフト、企業向けSNSのYammerを12億ドルで買収
・2014年までにGlobal 2000企業の7割以上が「ゲーミフィケーション」されたアプリを導入
・国内ソーシャルメディアマーケティング支援市場、2012年度は69億2000万円に拡大
・女性がクチコミしたくなるのはどんなとき?