日経BPコンサルティングは「携帯電話・スマートフォン”個人利用”実態調査2012」の調査結果を発表した。この調査は、2000年から毎年実施している。
携帯電話とスマートフォンの所有状況は「携帯電話(フィーチャーフォン)を1台だけ所有」している人は71.6%、「スマートフォンを1台だけ所有」している人は21.1%。携帯電話またはスマートフォンを組み合わせて2台所有する、いわゆる「2台持ちユーザー」は7.1%。少なくとも1台はスマートフォンを所有している回答者は1,152人で、全体に対しての割合は26.2%だった。
総務省の人口統計と携帯電話の普及率などを考慮して国内の実態に合うように補正して普及率を算出したところ、国内のスマートフォンの普及率は18.0%と推定。前回調査(2011年6月実施)の9.5%から1年間でほぼ倍増した。
また、オンラインショッピング、音楽、電子書籍、ゲーム、アプリといった各種コンテンツなど、携帯電話・スマートフォンを介して流通する金額”携帯流通マネー”の年間総額は2兆4,698億円と推定(2012年6月地点)。前回調査よりも3%の増加であった。
【調査概要】
調査方法:Webアンケート調査 ※ネットマイルの全国モニターを利用
調査期間:2012年6月22~27日
調査対象:全国携帯電話ユーザー(PHSを含む)及びスマートフォンユーザー
回収数:4,400件
※男女ともに15歳以上5歳刻みで11段階(65歳以上は一括)各段階200件ずつ
調査機関:日経BPコンサルティング
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