ユーザー体験を向上させる「Adobe Experience Manager」の機能強化
「Adobe Marketing Cloud」は、分析、ソーシャル、広告、ターゲティングとWebエクスペリエンスマネジメントのツール群と、マーケティング担当者用のユーザーインターフェイスが統合されたデジタルマーケティングソリューション。
Adobe Marketing Cloudに含まれる「Adobe Experience Manager」のメジャーアップデートでは、モバイル/ソーシャル/コンテンツマーケティング/ターゲティング/キャンペーン管理機能を強化。コンテンツがデスクトップ、タブレット、およびスマートフォン上でどのように動作するかを正確に把握するため、レスポンシブデザインのレイアウトのプレビューをコンテンツのオーサリング中に容易に行えるようになったほか、「Adobe Target」のパーソナライズ機能によって、Webページのあらゆる構成要素を対象にした、新しいテストとターゲットのシナリオを使って、デジタル エクスペリエンス全体の最適化を実現する。
「Adobe Experience Manager」には、今回、機能強化されたデジタルアセット管理ソリューション「Digital Asset Management(DAM)」が提供されることになった。これによって、マーケティングとクリエイティブの担当者のコラボレーションを容易にし、制作スピードの改善、ブランドの一貫性とデジタルアセットの再利用を支援する。ユーザーインターフェイスはタッチスクリーンに対応。タブレットを使った共同作業も簡単に行うことができる。
モバイル対応も強化
「Adobe Marketing Cloud」に含まれるソリューションのモバイルマーケティング機能も大幅に強化。モバイルユーザーの行動を視覚化するレポート機能、モバイルで正しく動作するソーシャルアプリの自動レンダリング機能などが追加され、あらゆるチャネルに最適化されたモバイル広告の作成、ターゲティングが可能になる。
モバイルターゲティングにおいては、Adobe Marketing Cloudの再設計されたSDKによって、iOS、Android、Windows 8、Windows Phone 8、OSX、Blackberry向けのモバイルアプリ内にターゲティングされたコンテンツ配信が可能になるほか、A/Bテストや多変量テストも実施可能。また、訪問者のデバイスを自動的に検出し、そのデバイスに合わせたコンテンツをリアルタイムで配信することもできる。
アドビはこれらの機能によって、さまざまな技術やワークフローが複雑に絡み合い、無駄な作業が生じがちなマーケティングの現場に、より効率的でスピーディーな環境を提供する。
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