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ヤフー、ビッグデータで震災を振り返るレポート公開

 ヤフーは、Yahoo! JAPAN内にある様々なデータを分析し、その結果を特集サイト「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」として公開した。自社が持つ膨大なデータから垣間見える事実やその予測を紹介していく。

 同レポートの第一弾は、東日本大震災がテーマ。当時のアクセス状況や東日本大震災に関連する検索データなどから、大きな被害をもたらした東日本大震災について改めて振り返る。

「東日本大震災」の検索数の推移

 地震などの大きな災害が発生した時や、過去の大震災の節目の時に検索数が増えるが、全体的にみるとなだらかに減少を続けていることがわかる。

 検索をするという行為が、知りたいという欲求による行動とするならば、検索数の減少は関心度の減少であるとも考えられる。

消費どころではなかった当時の日本

 Yahoo! JAPAN全体のPV推移に対して、ニュース系、地図や乗換情報、トップページのアクセスが伸びた一方、買物系サービスは低迷した。

 これは地震や津波だけでなく、そのあとに続いた原発の問題や輪番停電などの影響が大きいだろう。常に最新の情報を確認するためや、輪番停電の区域を確認するためにアクセスが増えたと思われる。

 逆に「Yahoo!ショッピング」や「Yahoo!オークション」といったサービス群はPVが大幅に減少しており、震災後は購買行動を控えた様子を見てとることができる。しかも、減少幅は2週間たっても100まで戻ることがなく、震災が消費者の行動に長期間にわたって大きな影響を与えていたことが明らかになった。

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MarkeZine(マーケジン)
2013/03/11 11:00 https://markezine.jp/article/detail/17368

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