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関西テレビなど、企業・視聴者参加型ドラマインターネット配信スタート~プロダクトプレイスメントやECなど活用

 関西テレビ、コクーン、アソビシステム、博報堂DYメディアパートナーズは、共同でプロダクトプレイスメントやソーシャルメディア、ECなどを活用した、企業・視聴者が参加して完成する共創型ドラマ「Co-Creationドラマ(以下、Cドラ)」を制作し、5月2日よりインターネット配信を開始した。

 プロダクトプレイスメントとは、協賛企業の商品をドラマ劇中で登場させる広告手法。

 「Cドラ」では、基本となるシナリオに大きな変更を加えず、ドラマ映像を複数回更新しながら配信。初回は、家具・家電・調度品・小物など、劇中で登場する商品が視聴者に特定されない映像を配信。その後、協賛企業の募集を開始し、協賛決定した企業の商品が登場する映像を新たに制作し再配信する。協賛企業は更新された映像を通じて自社商品をPRすることができる。協賛企業は、家具・時計・家電・インテリア雑貨・携帯電話など様々な業種を想定している。

 また初回配信後、特設サイトにて更新後のドラマに追加で登場する出演者を視聴者からオーディション形式で募集する。さらにツイッターを通じて視聴者から寄せられたシナリオに関するコメントを更新後のシナリオに反映させる試みも行っていく。

 視聴者はドラマ自体を楽しむだけではなく、更新の前後で商品・登場人物・シナリオが変化する過程も楽しむことができる。また、視聴のみならず特設サイトを通じて出演者が着用している衣服を購入することも可能。

 第一弾として5月2日より「Love×Stories」を配信。プロデューサーを務める関西テレビ東京コンテンツセンターコンテンツ事業部担当部長の重松圭一氏は、2009年の関西テレビ制作ドラマ「リアルクローズ」のプロデューサーを務めており、ドラマで登場する服や小物をECサイトにて購入できる仕組みを構築した実績を持つ。

 テレビ業界は、インターネット経由で配信された動画やアプリなどが楽しめる「スマートテレビ」などの普及を見据え、コンテンツ制作のノウハウや、コンテンツを活用したビジネスモデルの開発が急務となっている。今回のドラマ配信はこのような動きに対応した実験的な取り組みであり、今後も新しいチャレンジを行っていく予定。

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2013/05/07 13:00 https://markezine.jp/article/detail/17708

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