「ad:tech」が九州に上陸
6月5日、6日に開催される「アドテック九州」(主催:dmg::events japan)には、今回4000名以上が参加登録を行い、ダイレクトマーケティング、EC、ブランディング、ソーシャル、テレビ、ビッグデータ分析、ローカルビジネスなど、さまざまなテーマで講演やセッションが行われる。
オープニングキーノートでは、Facebook社アジアパシフィック担当マーケティング ソリューションズ責任者、ダグ・ストッドランド氏が登壇。日本で実名制のソーシャルネットワークは根付かないと言われていたものの、現在、日本でのFacebookのユーザー数は1900万人。ストッドランド氏は、ダイレクトレスポンスマーケティングに強い九州地方のオーディエンスに向けて、Facebookマーケティングの特徴を解説した。
「この1年でFacebookのマーケティングは変わりました。これまでは、ここに示すファネルの上のほうだけで利用されていましたが、多くのマーケターの意見を聞いてファネルの下のほうにも対応。類似の志向を持った対象顧客をセグメントし、ターゲティングする"lookalike audiences"といった新しいサービスも提供しています」と語り、日本企業とこれまで以上に協力していく姿勢を強調した。
出展社ブースも盛況
会場に設けられた出展社ブースも朝早くから盛況となった。マイクロアドは、DSP「MicroAd Blade」のターゲティング広告のデータを3Dホログラムを使って可視化する特別展示を行った。
このハードウェアは商業施設に設置することも視野に入れて設計されており、不動産の物件を3Dで表示したり、物件情報を閲覧できるだけでなく、そこから資料請求も可能。また、光輝く点がコントローラの操作によってさまざまに変化する表示では、中央の白い円がクライアントサイドを表しており、黄色い点がクライアントサイドと接触したことのあるユーザー、青が未接触ユーザーを表現。それぞれのターゲット単位で配信のオン/オフをすることも将来的には可能だという。
このほかにも、会場にはMarkeZineでもおなじみの企業がブースを構え、来場者に資料を配布したり、担当者が質問に対応。トークセッションを行い、多くの観客を集めるブースもあった。
受付のあるフロアでは、「アドテック市」と名付けられたコーナーで九州の特産品も販売。お酒、お菓子、お弁当、焼き物なども展示され、親しみやすい雰囲気。
アドテック東京でも話題となった、売れるネット広告社のブースも朝から異彩を放っていた。アドテック九州は明日も開催される。
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