KLabは、宝島社が発行するファッション雑誌「sweet(スウィート)」の公式eコマース事業に係るライセンス契約を締結した。これにより、KLabはeコマース事業に参入する。宝島社の発行する「sweet」は、月間販売部数38万部、日本で一番売れているファッション雑誌。
スマートフォンの普及に伴い、日本ではiモードなどのキャリア主導のコンテンツマーケットが縮小し、非ゲームのコンテンツビジネスが苦戦を強いられている。その一方、eコマース市場は着実に成長している。
KLabの売り上げの大半を占めるモバイルオンラインゲームは、成長性と利益率が高い反面、ボラティリティが高いという特徴がある。eコマースは、優良顧客を獲得すれば安定した収益が継続的に見込まれる点など、モバイルオンラインゲーム事業の補完性を考え、今回のeコマース事業への参入に至った。
本契約により、KLabは「sweet」のオフィシャルeコマースサイトを今秋オープンする。また、このライセンス契約を皮切りに、ファッション雑誌・メディアと協業してeコマースサイトを開設していく。事業規模は2015年末までに、取扱高40億円を目標とする。
【関連記事】
・「ファッション」関連の人気サイトランキング(2013年04月)
・拡大する国内ファッション・インテリア・雑貨EC市場、2012年度は7,020億円の見込み
・千趣会、新ファッションブランド「Embellish.」立ち上げ~20代女性層取り込みを狙う
・楽天、ファッションEコマースのスタイライフを11億円で買収へ
・ドコモ、ファッションEコマース「マガシーク」を子会社化へ