国内旅行予定者がよく閲覧するサイトランキング
ヴァリューズは、旅行を検討していない人(非検討者)との乖離(差)が大きい順にランキングを作成し、国内旅行予定者がよく閲覧するサイトランキングを作成した。
旅行を検討していない人に比べて、国内旅行予定者(申込済+検討中)がよく閲覧するサイトの1位は「じゃらんnet」。次いで「楽天トラベル」、4位に「Yahoo!トラベル」、5位「JTB」と国内旅行予約を手掛ける大手サイトが名を連ねた。
旅行大手サイトのほかにも、3位「食べログ」、6位「Googleマップ」、8位「Yahoo!ロコ-地図」、11位「Yahoo!ロコ-路線情報」がランクイン。「食べログ」は、国内旅行の際の旅先での食事場所検索に、「Googleマップ」「Yahoo!ロコ-地図」「Yahoo!ロコ-路線情報」は、旅行先へのアクセス検索などに利用されているようだ。
海外旅行予定者がよく閲覧するサイトランキング
海外旅行予定者についても同様にランキングを作成。旅行を検討していない人に比べて、海外旅行予定者(申込済+検討中)がよく閲覧するサイトの1位は「HIS」、次いで「JTB」、3位「日本航空(JAL)」と続いた。5位「じゃらんnet」、6位「楽天トラベル」は、国内旅行がTOPページのメインにあるが、海外ホテル・航空券も取り扱っている。また、海外旅行予定者については、「トリップアドバイザー」や「フォートラベル」などの旅行クチコミサイトが上位に入っているのが特徴的だ。
また、海外旅行予定者は「Facebook」「Yahoo!ニュース(トピックス)」「アメーバブログ」の閲覧が、旅行を検討していない人に比べると高くなっている。とくに20代の海外旅行予定ありの人では、国内20もの雑誌記事を集約して掲載するサイト「雑誌の最新記事X BRAND」などの閲覧が高い傾向があり、海外旅行予定者は、日ごろから情報感度が高い層であることがうかがえる。
海外旅行予定者は、ネット閲覧に男女差
旅行を検討していない人に比べて、旅行予定者がよく閲覧するサイトの傾向を性別で比較したところ、海外旅行予定者のサイト閲覧には男女差が大きくあらわれた。
男性海外旅行予定者の接触率に対して、10ポイント以上、女性海外旅行予定者の接触率が高かった旅行サイトは、「HIS」「JTB」「阪急交通社 旅行サイト」。「じゃらんnet」「楽天トラベル」「Yahoo!トラベル」「トラベルコちゃん」「エクスペディア」などの大手ネット旅行サイトでは接触率の男女差がそれほどみられないのに対して、「HIS」「JTB」「阪急交通社」はインターネット上でも強い女性支持を獲得しているといえそうだ。
また、女性の海外旅行予定者は、「アメーバブログ」「Facebook」「Yahoo!ニュース(トピックス)」や「食べログ」「ぐるなび」などのグルメサイトや「楽天市場」でも10ポイント以上男性の接触率を上回っており、情報感度が高く、グルメ・ショッピング好き消費者であることが、今回のネット行動分析結果から明らかになっている。
【調査概要】
ヴァリューズは一般ネットユーザーの行動ログとデモグラフィック(属性)情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用して、この夏に旅行予定がある消費者のネット行動を分析。夏の旅行予定については、2013年6月18日~24日に、全国のVALUESモニターを対象にアンケート調査を実施、その回答者16,395人をネット行動分析の対象とした。
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