ヤフーは、10月7日、同社のeコマース事業における新戦略を発表した。10月から、「Yahoo!ショッピング」のストア出店料(月額システム利用料)と売上ロイヤルティの完全無料化、およびオークションサイト「ヤフオク!」のストア出店料(月額システム利用料)を同じく無料とすることなどを決定した。
また、年内をめどに、「Yahoo!ショッピング」において個人の出店を可能とする。個人のeコマースへの参加障壁を下げることで、インターネット上に新たな流通市場を創出し、消費全体の活性化を目指す。
日本にインターネットショッピング・オークションサービスが誕生してから約15年、この新しい購買(売)スタイルは人々の消費生活の中に順調に浸透し、eコマース市場は現在も大きく成長を続けている。その間、ブロードバンドやスマートフォンの普及など、消費者を取り巻くインターネット環境も変遷を遂げている。
同社は、このタイミングでeコマースのビジネスモデル自体に革命を起こし、自社サービスを次のステージに引き上げるべく、この度の決断に至った。
大幅な料金改定施策のほか、買い手を増やす集客力の強化も目指し、同社の総力をあげて機能改善やプロモーション活動にも力を入れていく。「売り手」「買い手」の双方にとって便利で快適な環境を設定し、常に進化し続けることで、「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」を飛躍させていく。
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