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ヤフーがマーケティングの新戦略を発表、プライベートDMP、プレミアムDSP、ビデオ広告、ビッグデータ分析で5社と協業

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2013/11/15 21:00

 ヤフーは、マーケティングソリューションカンパニーにおける新たな戦略を発表。マルチビッグデータとテクノロジーを駆使したマーケティングソリューション事業を展開することを明らかにした。

メディア企業からデータ企業へ

 ヤフーは、これまでバナーやテキストなどの広告を掲載するプラットフォームや掲載面を提供することを中心に事業を展開してきたが、今後はマルチビッグデータとテクノロジーを駆使したマーケティングソリューション事業を展開。多様化する企業のマーケティングニーズやマルチデバイス、マルチチャネルへ柔軟に対応するために、4つの分野で5社と協業する。

プライベートDMP

 ヤフーが保有するマルチビッグデータと、広告主が有するあらゆるデータを統合管理することが可能なプライベートDMP(データ・マネジメント・プラットフォーム)の構築に、米BrightTag社のサービスを採用。提供開始は2014年春を予定している。

 ヤフーは今春よりBrightTagとの提携のもとYahoo!タグマネージャーの提供を開始しており、すでに2000社以上が導入。BrightTag社は、リアルアイムでのデータ接続を実現するために必要なサーバーダイレクト接続を保有している。

 ヤフーは、スマートフォンアプリ、POSシステム、CRMといったウェブブラウザ以外のデータソースからデータを取得する技術であるBrightTag Fuseを追加採用し、DMPを開発。リアルタイムかつ一貫した操作で広告主の顧客層の動作やデータをメディアや、さまざまなマーケティングツールにむけて連携することが可能になる。

プレミアムDSP

 ヤフーはDSP事業に参入し、Yahoo!プレミアムDSPのサービス提供を開始する。Yahoo!プレミアムDSPは、米ヤフーのプラットフォームを採用し、来年1月から順次提供を開始する。

 Yahoo!プレミアムDSPは、Yahoo! JAPANの代表的な広告である「プライムディスプレイ」をはじめとした、Yahoo! JAPANのプレミアムな広告枠に配信することができる唯一のDSP。今後、Yahoo! JAPAN以外のプレミアムなメディアにも配信を拡大していく。また、プレミアムDSPによって、広告主とヤフーのデータ連携、企業の顧客層との接点から得たDMPのデータを用いた、より精度と質の高い広告出稿を促進する。

ビデオ広告

 より効果的な広告クリエイティブおよび提供手法のニーズに合わせ、新たにビデオ広告事業に本格参入。予約型配信の優れた技術と実績を有する米Videologyと提携し、同社のプラットフォームを活用したビデオ広告の提供を開始する。またYahoo! JAPANの映像化とともに、Ustream Asiaとの提携によってビデオ広告ネットワークを強化する。

 Videologyのプラットフォームでは、リーチ、フリークエンシー、視聴完了率などを中心とした、クリック率とは異なるわかりやすい効果指標や、デバイスを横断しての共通の効果指標を提供することが可能。またひとつのビデオ広告素材でPC、タブレット、スマートフォンのマルチスクリーンへの配信ができるため、広告主にかかる負荷が軽減される。

 Yahoo! JAPANは、この広告配信プラットフォームを基盤として、記事中に挿入されるインリード広告を展開。この広告は、ウェブページ閲覧中のユーザーの可視領域に入った際にビデオ広告の再生が開始する仕組みとなっている。

 また、Yahoo! JAPAN自体の映像化を推進することで、2014年度末までにマルチスクリーンで6000万人のユーザーを創出。Yahoo! JAPANにおけるビデオコンテンツ数、ビデオ対応サービス数をそれぞれ10倍とすることを目指し、GyaO!、Yahoo!映像トピックスを中心としたビデオコンテンツの強化とともに、Yahoo! JAPAN各サービスについても、ビデオ対応したサービスへと拡充を進める。

データサイエンティスト

 DMPの活用に必要な高度な分析を行うデータサイエンティストによるコンサルティングサービスを提供するため、ブレインパッドとの合弁会社設立の計画に基本合意した。

 ブレインパッドは、データ分析および関連サービスを専門とした国内唯一の上場企業。合弁会社の設立は2014年1月を予定しており、専門のデータサイエンティストによる、広告主のデータとYahoo! JAPANのデータを最大限活用するためのコンサルティングサービスを提供する。

 この、コンサルティングサービスの提供は、ヤフーが展開するプライベートDMP事業における3つの核のひとつであり、データ、プラットフォーム、そしてそれを活用するデータサイエンティストを三位一体として、企業のマーケティング活動を支援する。

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