ヤフーは、eコマース事業において全国の自治体などと連携し、1月15日より「Yahoo!ショッピング」で全国の特産品や名産品などの販売を開始した。
スタート時点では、陸前高田市(岩手県)、南砺市(富山県)、松阪市(三重県)、武雄市(佐賀県)など19の自治体が参加。今後は、美瑛町(北海道)、石巻市(宮城県)、大阪府などの参加も決定しており、参加自治体数および取扱商品数をさらに拡大していく予定。
同社は、日本のEC化率の向上と消費の活性化を目指し、昨年10月に「eコマース革命」と題して「Yahoo!ショッピング」のストア出店料(月額システム利用料)および売上ロイヤルティの完全無料化などの施策を発表した。その後3か月間で出店希望者が約9万件に上るなど、事業者を中心に大きな反響を呼んだ。
「売り手(ストア)」のECモールへの出店における費用負担をほぼゼロにすることで、大手からスモールビジネスまで、様々な事業者が新たにECモールへ参加する可能性が高くなった。また、毎月の出店料など固定費が掛からないため、農作物や水産物など出荷の時期が限られる期間限定品も気軽に販売でき、産地直送の旬な商品などを中心に出品数増加を見込んでいる。
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