カンター・ジャパンのグループ会社である英ミルウォード・ブラウン社は、、テレビを見ながらスマートフォンやタブレットを使用している人の実態を把握する調査を実施した。
日本の調査の中で、「各デバイスで見る広告をどう思いますか」という質問に対し、「とても好ましい」又は「やや好ましい」と回答した人の割合を合計すると、それぞれテレビが51%、PCが12%、スマートフォンが12%、タブレットが18%という結果になった。
また、テレビ広告について「とても好ましい」又は「やや好ましい」と回答した人の割合を国別に見ると、日本の値はグローバル平均(41%)よりも高く、先進国では最も高い数値に。この割合で最も高かったのはナイジェリアの7%%、最も低かったのはロシアの15%となった。
次に、「各デバイス(機器)を見る(使う)度に、そこで見る広告にどの程度注意を払っていますか」という質問に対し、「完全に注意を払っている」「大抵は注意を払っている」「多少は注意を払っている」と回答した人の割合を合計すると、日本の場合、テレビの63%が最も高く、PC(49%)・スマートフォン(48%)・タブレット(49%)が同程度という結果になった。
【調査概要】
調査名称:『AdReaction2014』
調査時期:2013年11~12月
調査方法:スマートフォン、もしくはタブレットによる調査
調査対象:16歳から44歳のマルチスクリーンユーザー。マルチスクリーンユーザーとは、テレビを所有(又は使用)し、かつスマートフォン又はタブレットを所有(又は使用)している人
対象者数:約11,400名(26か国)。うち、日本は164名
調査国:イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、トルコ、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、ケニア、ナイジェリア、中国、インド、インドネシア、韓国、タイ、ベトナム、フィリピン、日本、オーストラリア、アメリカ、カナダ、メキシコ、アルゼンチン、コロンビア、ブラジル
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