Twitterに投稿されたテレビ番組関連のツイートを見たことがきっかけで、そのテレビ番組を観るようになったTwitterユーザーが8割近くいる。そのように伝えるTwitterユーザー1万2577人を対象に実施した共同調査の結果を、米Twitter、Fox Broadcasting、Advertising Research Foundation(ARF)の3社が3月21日に明らかにした。
同調査によるとテレビ番組関連のツイートを見掛けたことで、テレビ番組のハッシュタグをクリック、関連したツイートをリツイート、出演者や関係者をフォローなどの「Twitter上での行動をしたことがある」ユーザーが78%。他にも「テレビ番組の内容を観たことがある」(77%)、「テレビ番組について検索したことがある」(76%)といった行動を取っている。
「テレビ番組の内容を観たことがある」ユーザーの行動を詳しく分析すると、その後に「後で番組を観ようとしたことがある」(42%)、「放映分をオンラインで観たことがある」(38%)、「テレビ番組を観ようとチャンネルを変えたことがある」(38%)となっている。
協賛企業について触れたツイートについても、Twitterユーザーの行動を引き起こすようだ。テレビ番組関連のツイートの影響で行動を起こしたことがある人のうち、54%が「協賛企業のことについてツイートしたり、検索したり、商品を試そうかと考えたりしたことがある」と答えた。
また、放送に合わせて実況ツイートをする人の方が、行動を起こす割合が高かった。「協賛企業のことについてツイートしたり、検索したり、商品を試そうかと考えたりしたことがある」人の割合も、実況ツイートをする視聴者に限ると58%に上った。
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