2013年7月、米Omnicom Groupと仏Publicis Groupは対等合併を発表。両社を合わせた2012年の売上は227億ドル/177億ユーロ、時価総額は351億ドル/265億ユーロに達し、世界最大の広告代理店の誕生と驚きをもって迎えられた。
しかし、5月9日、両社は突然の合併解消を発表。合併解消は、両社の取締役会および監査委員会で満場一致で可決された。理由として、克服すべき課題が多いことに加えて、合併作業に時間がかかること、両グループの利益に不確実性が生じることを挙げている。合併解消にあたって双方に金銭の支払いなどは発生しない。
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