リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルート進学総研は、高校生のWEB利用に関する調査を実施した。
高校生のスマートフォンの利用について調査したところ、82.2%の高校生がスマートフォンを所有しており、所有率は2011年調査の5.5倍(2011年14.9%→2012年39.0%→2013年55.0%→2014年82.2%)に。大多数の高校生がスマートフォンを所有していることが明らかになった。また、スマートフォンのインターネットを1日4時間以上利用しているのは14.3%と7人に1人という結果に。
機種別では、「iPhone」(43.9%)の所有率の伸び率が高く、前回調査(2013年)の約1.7倍に。所有率は「iPhone以外」(45.6%)、「iPhone」(43.9%)となった。また、スマートフォンに加え、タブレット型パソコンも所有率が増加した。一方で、デスクトップ型パソコン、携帯電話は減少した。
スマートフォンの利用目的としては、「アプリの利用」「調べもの・情報収集」「コミュニティサイトへの参加」「動画を見る」「メール」が8割を超えた。スマートフォンで勉強をしている高校生も約6割に上り、「他エンタメ系(ゲーム・占いなど)」の利用を上回った。
また、スマートフォンでのアプリの利用率は92.6%となり、前回調査(2013年)の2.6倍(2013年35.5%→2014年92.6%)に。アプリのインストール数は平均32.2個となり、前回調査(2013年)の27.1個より増加した。利用アプリの種類は、「SNS」が9割を超えてトップに。次いで「動画系」「ゲーム」が7割を超えた。男女別にみると、男子は「ゲーム」「ニュース・まとめサイト」の利用率が高く、女子は「写真(加工)系」が高い結果となった。そしてほぼ毎日利用しているアプリでは、トップは「SNS」が76%で変わらなかったが、次いで「ゲーム」「無料通話」が3割を超えた。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2014年4月4~8日
調査対象:全国の高校生
集計対象数:1,438人
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