オプトは、18歳未満の子どもがいる親800人を対象に、子どものスマートフォンの利用について、実態や考え方、家庭内の決まり事についての調査を実施した。
調査の結果、高校生の93.3%が「自分の携帯電話・スマートフォンを持っている」ことがわかった。中学生では45.3%で、小学生以下は「家族のものを使用」の割合が多くなった。しかし、自分用のモバイル端末を持っている場合と合わせた『使用率』では、小学生で40%弱、幼児でも20.1%にのぼっている。
タブレット端末の利用状況をたずねたところ「家族用、または家族の誰かがタブレット端末を持っている」割合は34.4%という結果となった。タブレット保有世帯の18歳未満の子どもで、タブレットを使用することがあるのは幼児で52.8%、小学生では70%近く、中学生では85.4%に及ぶ。
また、使用している機能・アプリについては、子どもの学齢が上がるほど「メール」「LINE」の使用者数は増加傾向を見せ、高校生の80.5%が「メール」を、74.0%が「LINE」を使用している。一方、乳児では「ユーチューブなどの動画」(43.5%)、幼児では「ゲームアプリ」「学習・知育アプリ」(各41.1%)がトップとなっており、子どもをあやすためや、おもちゃとして使用されている傾向があった。
あわせて、子どものスマートフォン等の使用について、親としての考えを調べたところ、71.6%が使用上の影響を気にしている反面、半数以上の親は「どう教育したらよいか、ある程度わかる」と回答をしている。スマートフォン等の使用について「ある程度は学校や教育機関が教育すべきだ」と考えつつも、基本的には家庭での教育事項と考える姿勢が見えた。家庭内で決めていることとしては、「課金アプリは禁止・許可が必要」が最も多く、中高生のいる親では60%を超えた。なお、「子ども向け設定(ペアレンタルコントロール)」を利用しているのは15.7%という結果となった。
【調査概要】
調査日時:2014年5月21日~5月22日
調査地域:全国
調査対象:18歳未満の同居子のいる親
調査方法:インターネットリサーチ
有効回答数:800人 (男親・女親を均等に回収)
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