ジャストシステムは、セルフ型アンケートサービス「Fastask」を利用して、「モバイル&ソーシャルメディア月次定点調査(2014年5月度)」を実施した。
10代、スマホの閲覧時間がテレビ視聴時間を上回る
「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」「パソコンからのインターネット接続」「スマートフォンからのインターネット接続」について、それぞれ1日のプライベートでの閲覧時間を聞いたところ、10代では「スマートフォンからのインターネット接続」が最も長く104.3分で、テレビの視聴やパソコンからのインターネット接続を上回った(テレビは94.9分、パソコンからのインターネット接続は89.8分)。
2013年12月の同調査では、10代の閲覧時間として最も長かったのは「パソコンからのインターネット接続」で121.3分、次いで「テレビ」が106.7分。「スマートフォンからのインターネット接続」は99.9分だった。
IEの脆弱性の影響で、Google Chromeが躍進
ゴールデンウィークが始まるころ、「Internet Explorer」の脆弱性が大きなニュースになった。その影響からか、「Internet Explorer 11」の利用率が前月比1.5%減の34.6%に。一方で「Google Chrome」は前月比7.9%増の33.3%、「Mozilla Firefox」は前月比1.7%増の19.2%となった。
マンガ系アプリ、認知率・利用率ともに「LINEマンガ」がトップ
マンガを無料で読めるアプリのうち、認知率が最も高かったのは「LINEマンガ」(30.9%)で、次いで「マンガボックス」(17.7%)、「マンガ全巻無料!」(17.6%)となった。利用率についても「LINEマンガ」が最も高く(5.7%)、続いて「マンガ全巻無料!」(3.8%)、「マンガボックス」(3.7%)という結果に。
制限付きの「格安スマホ」、認知率は6割超
通信速度などが制限される代わりに毎月の利用料が安い「格安スマホ」の認知率は65.0%、興味を持っている割合は30.5%だった。(※「現在利用している」「過去に利用した経験がある」「存在は知っていて、購入を検討している」「存在は知っていて、興味はある」の合計)
スマートウォッチの所有率は3%に満たず
腕時計に通信やアプリなどの機能を備えた「スマートウォッチ」の認知率は42.7%、所有率は2.7%、購入を検討している人の割合は4.6%だった。
【調査概要】
調査期間:2014年5月28~29日
調査対象:Fastaskのモニタのうち、15歳から69歳まで5歳ごとに、男女それぞれ50名ずつ割り付けて回収(合計1,100名)
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