7月11日、"I'm Coming Home" という見出しが、スポーツ誌「Sports Illustrated」のサイトで踊った。リー・ジェンキンズ記者のスクープによって、プロバスケットボールリーグNBAを代表するスーパースター、レブロン・ジェームズ選手が、マイアミ・ヒートから古巣のクリーブランド・キャバリアーズに復帰することが明らかになった瞬間だった。
記事は故郷クリーブランド北東部への想いを語るレブロン選手の言葉で始まり、ヒートでの4年間や家族のこと、故郷に優勝トロフィーを持ち帰りたいという想いが語られた。
MVPを4回受賞したレブロン選手移籍のニュースに、多くのファンが殺到。同サイトを運営するTime社に過去最高のユニークビジター(UV)数をもたらした。記事が公開された7月11日、SI.comは610万のユニークビジターを記録した。
それまでの記録は、今年1月に、NFLシアトル・シーホークスのコーナーバック、リチャード・シャーマン選手が、スーパーボウルでサンフランシスコ49ersに勝利した翌日、TheMMQB.com(Sports IllustratedのNFL専門サイト)に寄稿したコラムの430万UV。今回の記事は、それを42%も上回った。
Time社の発表によると、610万UVのうち50%以上がモバイル端末からのアクセスで、32%はソーシャルメディア経由だったという。
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