「Everyone's Private Driver」というテーマを掲げるUber Technologiesは、2010年に米サンフランシスコで設立した。今日では、世界42か国、158都市でスマートフォンを活用したハイヤー・タクシーの即時手配サービスのプラットフォームサービスを展開している。2014年3月に日本でローンチ。6月に12億ドル(約1,230億円)の資金調達を実施したことも記憶に新しい。
そして本日8月5日16時より、Uber Japanはタクシーの即時手配サービス「uberTAXI」、及びハイグレードタクシー専用の即時手配サービス「uberTAXILUX」を開始することを発表した。
本発表に伴い、先日同社の執行役員社長に就任した髙橋正巳氏より、記者向けに新サービスの説明会が実施された。「uberTAXIは、タクシーを使うお客様だけでなく、パートナーとなるタクシー会社にとっても新たな選択肢となる。東京のタクシーの実車率は43%と言われている。つまり半分以上の時間は東京のタクシーは空車の状態にあるということだ。単純に我々のサービスを利用していただくことで、空いている時間を有効に活用し、より多くのお客様を運ぶことによって、収入アップにつながる」と髙橋氏。
また本会見で最も印象に残ったのは、髙橋氏の「我々はテクノロジーカンパニーだ。トランスポーテーションカンパニーではない」という発言だった。「日本では世界最高水準の様々なサービスが提供されている。日本人ならではのサービス、日本人だからこそのクオリティ。それらをベースに、我々が保持する最先端のテクノロジーを付加することで、新たな体験を提供していきたい」(髙橋氏)
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