大日本印刷は、複数部門がクラウド上で紙メディアおよびデジタルメディア向けのコンテンツを共同で制作できる多メディア制作支援システム「PROMAX NEO(プロマックス ネオ)」を発売した。
同システムは、チラシやカタログなど従来からの紙メディアに加え、パソコンやスマートデバイス向けの電子カタログ、デジタルサイネージ向けコンテンツなど、デジタルメディアに対応したコンテンツの制作をウェブ上で行うことができるもの。社内の複数部門が同時にデータを更新した場合でも、最新データを常に把握して制作進行することが可能。また、承認機能を利用して、部門や拠点で制作したコンテンツを管理者や本社部門が確実にチェックできる。承認されたコンテンツは、デジタル機器に配信できるほか、印刷物の入稿用データとしても使用可能。
同社は、これまでもサーバーでコンテンツを一元管理し、各部門がウェブ経由でアクセスして印刷物の制作と承認手続きを行うPROMAXシリーズを提供してきた。今回のシステムは、コミュニケーションメディアの多様化を鑑み、紙メディアだけでなくデジタルメディア向けコンテンツの制作に対応し、クロスメディアコミュニケーションの支援強化を狙ったもの。
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