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DataXu、広告詐欺の割合が投資額の3%を超えると払い戻す新サービス

 デジタル広告の進化によって取引が自動化し、膨大な量の広告がさまざまなデバイスに表示されるようになる一方、不正な方法で広告費を得る「広告詐欺(Ad Fraud)」の問題がクローズアップされるようになってきた。

 広告詐欺はロボットプログラム(ボット)を使って不正な広告のビュー、クリック、サイト訪問を生み出したり、人間が目視できないような状態、たとえば非常に小さな広告枠に広告を表示してインプレッションを稼ぐ。これらのトラフィックはコンバージョンや購買行動につながらないにもかかわらず、広告主はその対価を支払わなければならない。

 プログラマティックなマーケティング・ソフトウェアを提供するDataXuがリリースした「97% Fraud-Free Guarantee」は、DataXuのエクスチェンジメディアにおいて、広告詐欺の割合が顧客のひと月の広告投資額の3%を超えたとき、自動的に払い戻しが適用される。

 DataXuは、デジタルマーケティングの品質を高めるさまざまなソリューションを提供しているDoubleVerifyと戦略的パートナーシップを結んでおり、DoubleVerifyは詐欺の検知、および詐欺が行なわれていないことを保証するための分析を提供する。今回のサービスによって、DataXuのクライアントは入札前のボットおよびサイト詐欺の両方から保護される。

 DataXuのCEOであるマイク・ベーカー氏は、広告詐欺は業界全体の問題であり、それを防ぐ最も効果的な方法は彼らの収入源を絶つことだと語る。しかし、純粋なバイサイドのプレーヤーとして、DataXuは業界の上流のアカウンタビリティを十分に確認することができないため、顧客が安心してサービスを利用できるよう保証する方針にしたとコメント。このサービスは2015年第1四半期から、無料で全クライアントに提供される。

 米国ボストンを拠点とするDataXuはMITの航空学と宇宙航空学の科学者が創設し、デジタルメディアおよび家電に関する幅広い知見を持つ人物が共同創設者として参加して2006年に設立。高い技術力によってリアルタイムの意思決定が可能なプログラマティックマーケティングソリューションを提供している。

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2014/11/10 14:30 https://markezine.jp/article/detail/21341

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