SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第106号(2024年10月号)
特集「令和時代のシニアマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

GroupM、2014年末までにオープンなアドエクスチェンジから広告予算を引き上げる方針

 WPP傘下のGroupMは、同グループが保有するメディアコミュニケーションエージェンシーのパフォーマンスを最大化するためのメディア投資を行う企業。同社の取扱高は2012年7月時点で908億ドル(RECMA調べ)、グローバル市場の占有率は32.7%(2位はPublicisの23.1%)で、世界最大のメディアバイイングネットワークである。

 8日、動画広告ビジネスに特化した動画サイト「Beet.TV」が、GroupMの北米デジタル投資の主任担当役員であるAri Bluman氏の談話を紹介。2014年の終わりまでに、同社が抱えるすべてのブランド企業がオープンなアドエクチェンジから広告在庫を買うことはなくなり、プログラマティックな取引は100%(パブリッシャーとの)プライベートな取引になるだろう語っている。

 Wall Street Journalの「CMO TODAY」もBluman氏にインタビューし、「広告詐欺(ad fraud)」、すなわち、アドエクスチェンジが関与して不正な広告支払を発生させていることへの懸念が看過できない状況であることを明かしている。

 広告業界情報サイト「AdAge」によると、GroupMの動きには広告取引市場での権力争いの側面もあるようだ。世界1位のバイイング力を持つGroupMと膨大な広告在庫を提供するアドエクスチェンジ。しかし、Google、AOLといったアドエクスチェンジ運営企業は、すでに多くの優良メディアと手を組んでプライベートエクスチェンジを運営している。GroupMが今後どのように広告の品質と効率性を維持していくのか注目される。

【関連記事】
Google、プレミアム動画広告をプログラマティックに売買できるマーケットプレイス「Google Partner Select」
アメリカン・エキスプレスは100%、P&Gは70%をプログラマティックバイイングに移行、その一方で透明性を懸念する広告主も
ヨーロッパではマーケターの25%がプログラマティックを「知らない」と回答【AppNexus調査】
マーケターが直接運用する広告費は11%に、インハウスでプログラマティックに取り組む企業が増加【Casale Media調査】
OmnicomとPublicisが合併解消、世界最大の広告代理店の誕生に至らず

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/06/19 16:56 https://markezine.jp/article/detail/20307

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング