ヤフーは、11月10日、スマートデバイスアプリのクラッシュ解析ツールを提供するFROSKを買収し、完全子会社化することを発表した。FROSKとのシナジーを通じて、ヤフーはアプリ領域におけるグロースハックサービスを強化し、アプリ開発者を支援していく。
スマートデバイスの普及により、アプリ市場が急速に成長を続ける一方、アプリ開発者にとっての開発環境は発展途上である。ユーザーはクラッシュなどの発生により品質に不満を覚えるとアプリを継続利用しなくなり、アプリストアなどのカスタマーレビュー欄において、アプリに対して低い評価を行う。また、評価の低いアプリはインストールされない傾向にある。そのため、アプリ開発者がビジネスを成功させるためには、エラー検知・解析ツール(クラッシュ解析ツール)を活用し、品質向上を行うことは必要不可欠といえる。
FROSKは、スマートデバイスアプリのエラー検知・解析ツール「SmartBeat」をはじめとする、グロースハックツールを提供。アプリ開発者は、FROSKのソリューションにより、開発時だけでなく、市場へのリリース後もリアルタイムでエラーを検知・解析、ユーザーの手元で何が起こっているかを把握でき、アプリの品質改善に役立てることができる。
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