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Google、ディスプレイ広告のビューアビリティ調査結果を発表、目視不能な広告は56.1%に

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2014/12/08 15:00

 Googleは3日、ディスプレイ広告のビューアビリティについての調査結果を発表。56.1%の広告がビューアブルとは認められない結果となった。

 Googleは、広告のビューアビリティ(Viewability)についての理解を深めるため、GoogleとDoubleClickを含む、自社のディスプレイ広告プラットフォームについての調査を行った。Media Rating CouncilとIABが定めた標準では、ビューアブル・インプレッションは、広告のピクセルのうち50%が1秒間、スクリーンに表示されたときに発生すると定義されている。米国では複数の業界団体が、人間が目視できないような不適切な状態でインプレッションを発生させ、不正に利益を得ようとする広告詐欺への危機感から、ルールづくりに取り組んでいる。

 今回の調査で使われたデータはデスクトップとモバイルのブラウザに表示されるディスプレイ広告を対象にしており、モバイルのアプリ内に表示されるもの、および動画広告は含まれない。

 この調査のポイントは以下の5つ。

・少数のパブリッシャーがビューアブルでないインプレッションの大半を配信している。ビューアブルではないと計測されたインプレッションは56.1%、しかしパブリッシャーの平均ビューアビリティは50.2%である。

・最もビューアブルな位置はファースト・ビュー(スクロールしなくても表示される部分)の右側であり、ページのトップではない。

・最もビューアブルな広告サイズはヴァーティカルユニット(縦長の広告ユニット)である。

・ページ内の広告の位置はビューアビリティの最適な指標とは限らない。ファースト・ビューのインプレッションのすべてがビューアブルではないし、ファースト・ビュー以降でも多くのインプレッションがビューアブルとなっている。

・ビューアビリティはコンテンツの種類、業界ごとに異なり、ユーザーの興味を引くコンテンツは最も高いビューアビリティを持つ。

 また、広告の形状とブラウジングの状態によって、ビューアビリティがどのように変化するかを計測している。

ヨコ728×タテ90ピクセルのディスプレイ広告の場合、ファースト・ビューから外れると急激にビューアビリティが下がる

ヨコ728×タテ90ピクセルの横長の広告の場合、
ファースト・ビューから外れると急激にビューアビリティが下がる

一方ヨコ728×タテ90ピクセルの縦長のディスプレイ広告の場合、ビューアビリティの減少はなだらかである

一方ヨコ160×タテ600ピクセルの縦長の広告の場合、
ビューアビリティの減少はなだらかである

 これらの結果から、ビューアビリティが最も高い広告ユニットはヨコ120×タテ240ピクセルの縦長のもので、以下、240×400、160×600、120×600とトップ4を縦長の広告ユニットが占めた。Google AdSenseでは高い効果が見込める広告ユニットをいくつか推奨しているが、縦長のものは少ない。

タテ1200×ヨコ240の縦長の広告ユニットのビューアビリティが最も高い

タテ120×ヨコ240の縦長の広告ユニットのビューアビリティが最も高い

 また、コンテンツによってもビューアビリティは異なっており、「リファレンス」51.9%、「オンライン・コミュニティ」48.9%、「ゲーム」48.4%、「アートとエンターテインメント」48.0%、「仕事と教育」47.8%と高く、「ショッピング」は40.8%、「ニュース」は38.8%。Googleは、より多くのエンゲージメントを獲得しているサイトのコンテンツのビューアビリティが高いと評価している。

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