博報堂DYメディアパートナーズと博報堂の協働の取り組みとして、“生活者データ・ドリブン”マーケティング対応力強化を担う「DATA WiNGS(データウィングス)」は、パネル調査データとWeb閲覧等のオンラインアクチュアルデータを統合・分析し、広告主にとっての新規見込み客を発見する「Querida Insight(クエリダインサイト)」、そしてそこに対して的確な広告配信を可能にする「Querida Planning(クエリダプラニング)」という2つのサービスの提供を開始した。
主に米Treasure Data社の提供するクラウド型データマネジメントサービス「トレジャーデータサービス」を用い、パネル調査データ、Web媒体閲覧履歴データ、クライアントオウンドメディア閲覧履歴データ等を数十億行単位で収集、統合する。
これまで、ターゲット像の策定と(策定したターゲットへの)広告配信を行う際、パネル調査データとオンラインアクチュアルデータは分断されていた。そのため、「実際の行動履歴をもとにターゲット像を策定できない」「ターゲット像にどの程度リーチするのか事前に把握できない」等の課題に広告主は向き合っていた。
このような背景から、DATA WiNGSでは「DATA WiNGSが独自で実施する大規模調査データ」「クライアントごとに実施する個別調査データ」「媒体社との取り組みにより取得したオンラインアクチュアルデータ」等を統合して分析することで、「実行動も加味したターゲット像の策定」と「ターゲット像へどの程度届くのかを事前に把握した上での広告配信」を実現した。
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