マイクロアド・インバウンド・マーケティング(以下、MAIM)は、韓国のインターネット企業「ダウムカカオ」が提供するSNS「カカオストーリー」を通じて、2015年4月より日韓を繋ぐインバウンドソリューションサービスの提供を開始した。これにより、「カカオストーリー」のユーザー約6,700万人に対して、最適かつ効果的な広告配信が可能に。今後はマイクロアドコリアと連携しながら、韓国国内におけるインバウンド市場の更なる活性化への貢献を目指す。
MAIMは、2015年1月に設立。これまでマイクロアドが培ってきた各国でのソリューションの知見を活かし、現地メディアと提携して訪日観光客向け広告サービスの開発および販売と、メディア運営サービスを提供してきた。春節時期には、小田急電鉄、小田急エージェンシーの協力の下、中国本土をターゲットに、「動画拡散キャンペーン」を実施した。
一方、日本政府観光局(JNTO)が発表した、訪日観光客における2015年1月から2月の国別総数によると、1位は約67万9千人の「韓国」、2位は約58万5千人の「中国」、そして3位は約49万4千人の「台湾」という結果だった。訪日観光ターゲットは、中国のみならず、韓国や台湾においても期待値の高い市場が存在している。このような背景から、MAIMは今回の取り組みに至った。
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