7月1日、Facebookは動画広告の新たな購入方法として、コスト・パー・ビュー(CPV)購入のテストを開始することを発表した。CPVのテストは、Facebookの広告購入ツールとして、近日中に世界中で利用可能となる。
広告主は業績指標や広告枠の購入方法に対し、企業によって様々な価値観を持っている。今回発表したCPV購入による広告枠は、動画視聴をもっとも重視する広告主のために開発。ただFacebookによると、CPVは広告枠を購入するための入札方法の一つの選択肢であり、最適なブランド入札戦略として提供しているものではないという。現在の入札方法である、リーチとフリークエンシー、動画視聴に最適化されたオークションによる入札方法は、リーチ数の拡大と、ブランドの認知向上を図るためには最も効果的な方法だと考えている。
ニールセンの調査(※1)では、インプレッションを基本としたアプローチは、Facebookのニュースフィード上で動画広告が表示される瞬間より、ブランドの価値をさらに高めることができるとしている。しかし、これらは広告主にとって唯一の指標ではなく、マーケティング担当者が広告を購入しやすい選択肢を提供することを重視し、今回の発表に至った。
【関連記事】
・ゼロスタート、アライドアーキテクツと連携へ~EC検索クエリをFacebook広告配信に活用
・ドコモがFacebookと機能連携を強化~第一弾として、共有した楽曲をフィード上で試聴・購入可能に
・IBMとFacebook、マーケティング領域において業務提携~パーソナライズ化したブランド体験を実現
・「Facebook Messenger」の利用者が急増、約3倍の833万人に【ニールセン調査】
・Facebookマーケティングで結果を出すノウハウが学べる教育プログラムが登場