大日本印刷(以下、DNP)は、栞をスマホにかざすと、本や映画などの情報と動画などを閲覧できるサービス「DNPつながる栞(しおり)プロジェクト」を開始する。
また、第1弾として、映画『ボクは坊さん。』のキャンペーンを実施。栞をスマホにかざすと、現在地と映画の舞台・高野山までの道のりや、高野山から見た景色の写真画像などを映画紹介の動画とともに楽しむことができる。
動画を活用した広告市場は広がりを見せる。一方で、ターゲットとしている生活者に視聴してもらうことが難しく、プロモーションの企画立案の困難さが指摘されている。今回の「DNPつながる栞プロジェクト」は、“動画を手渡しで配布できる”サービス。
スマホで専用サイトにアクセスし、ディスプレーに表示された指定場所に栞をかざすと、動画広告とともに、各栞に関連付けられたコンテンツを閲覧することが可能。栞というアナログツールを介して、生活者に動画視聴のアクションを促す効果が期待できる。
なお、同サービスは米T-Touch社が開発した、「Touchcode(タッチコード)」を採用したもの。製作費は栞は1枚あたり20円(30万枚作成の場合)、アプリ制作は150万円からで、DNPは年間2億円の売上を目指す。
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