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Googleアナリティクスと広告連携の最新動向をチェック! AdWords&GA連携のすべて

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2015/11/27 14:00

 ユニバーサルアナリティクスへの移行が進むなか、広告との連携においても新たな動きが出ています。トランスコスモス主席コンサルタントの山浦氏が、その最新動向を解説する新連載の登場です。

最新!AdWords & Google アナリティクス連携のすべて

 Google アナリティクスの新バージョンである「ユニバーサルアナリティクス」へのアップグレードが進む中、Google アナリティクスのDMP的活用については前の連載でご紹介しました。いわゆるデータのマーケティング(特に広告)活用については昨今さまざまなツールやプラットフォームが登場し、導入を検討されている、もしくはすでに導入されて成果を挙げている企業もあるかと思います。

 Googleが提供するデジタルマーケティングプラットフォームは、Google アナリティクスを中心にすると、以下のような絵を描くことができます。その中でも無料で利用できるGoogle アナリティクス スタンダード版での利用を前提に考えれば、Google AdWordsとGoogle アナリティクスの連携によるサイト行動データの広告活用が一番身近なプラットフォームであると言えます。

※クリックすると画像が拡大表示されます。

 AdWordsとGoogle アナリティクスとの連携機能はここ数年でかなり拡張されました。Googleの広告プロダクトの多様化を受けて、それに連動するかたちで次々と新機能やレポートメニューがGoogle アナリティクスにも登場しています。

連携が進まないワケは?

 AdWordsとGoogle アナリティクス連携機能自体は、かなり以前から提供されていたと記憶しています。私の観測範囲ではありますが、AdWordsアカウントを運用しているけれど、Google アナリティクス連携をしていなかったり、連携によって可能になる最新の機能やレポートの存在も知らないまま使っている人が多く見受けられます。このように、いま現在この連携が積極的に活用されているかといえば、あまり活用が進んでいないのが現状だと思います。

 その理由は、「AdWordsは広告運用ツール」で、「Google アナリティクスはアクセス解析ツール(サイト改善)」という認識が根強いからではないでしょうか。また、ネット広告運用組織サイト制作運用組織が異なる場合が多いということも背景にあると思います。AdWordsの運用側で必要な計測タグ類、たとえばAdWordsコンバージョンタグやリマーケティングタグは、広告運用組織側のアカウントと予算によってサイトに実装され、AdWordsの計測タグによってデータを取得しています。そのため、「サイト行動データの広告活用はすでにできている。Google アナリティクスとの連携は必要ない」という担当者も多くいます。また、Google アナリティクスとの連携を行なおうとしても、管理アカウントがサイト制作部署の担当のため、設定作業の調整などがうまく進まない場合もあるかと思います。

連携によって出現するレポートメニュー
※クリックすると画像が拡大表示されます。

 しかし、Googleが提供する(AdWords&Google アナリティクス連携を中心とした)デジタルマーケティングプラットフォームは、広告主のサイトを訪問したユーザーの行動データ(オウンドメディアのオーディエンスデータ)をフルに活用した高度なターゲティングと、各種広告プロダクトと連携したレポートティング(各プロダクトごとのサイト内パーフォーマンスやアトリビューション分析など)が可能です。連携のための設定においても、以前はGoogle アナリティクストラッキングコードの一部書き換えが必要など、技術的なハードルがありましたが、現在では解消され設定画面の簡単な操作だけですぐに連携を完了することができるようになっています。

 デジタルマーケティングにおいては、マーケティングファネル全体の流れをユーザー軸で計測・集計し、各施策実行とのリアルタイムに連動する方向へ進んでいます。Google アナリティクスにおいても、ユーザー軸での計測・集計&施策(広告)連動機能が拡張されていくことが予想されます。また、広告コストデータとサイトでの売上データとの連携によるROAS評価も、アトリビューション的視点によって行なう方向へ準備しなければならないと思います。その第一歩としてAdWords&Google アナリティクス連携をいま一度見直してみる必要があるのではないでしょうか。

 Google アナリティクスとの連携によるデータ活用なしには、ネット広告運用の高度な最適化は難しいといえます。また、その先にあるデータのマーケティング活用全体への取り組みへも進まないのではないかと思います。DMPの活用(プライベートにしろパブリックにしろ)など、さまざまなデータを連携させたマーケティング各施策の最適化を考えるのであれば、まずはこのAdWordsとGoogle アナリティクス連携という、最も身近で基本的なデータ連携機能が活用できないようであればDMP活用も、夢物語か宝の持ち腐れになるのではないでしょうか。

 そこで本稿では、Googleのデジタルマーケティングプラットフォームの根幹ともいえるAdWordsとGoogle アナリティクス連携について、あらためて何が実現可能なのかを取りまとめて紹介していきたいと思います。


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著者プロフィール

  • 山浦直宏(ヤマウラ ナオヒロ)

    アユダンテ株式会社 シニアコンサルタント 元立教大学経営学部兼任講師 (株)読売広告社、(株)ファーストリテイリング、トランスコスモス㈱を経て2016年よりアユダンテ株式会社に勤務。  ネット広告の黎明期より一貫して、ネット広告、デジタルマーケティング畑を歩む。アクセス解析には2003年より取組み、解析・コンサルティングの実績多数。2010年よりGoogle アナリティクス360を中心としたデジタルマーケティングコンサルティングに取り組む。これまでに行ってきた「Google アナリティクスIQ...

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連載:Googleアナリティクスではじめるサイト行動データの広告活用

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