博報堂は、企業のデジタル事業開発を支援する新組織「博報堂テクノロジービジネスセンター」を12月10日に設立した。現在、Fintechやコネクテッドカーが注目を集めるなど、IoT、AI、ロボティクス、ビッグデータ等への取り組みは重要度を増してきている。
同組織は、こうしたトレンドを踏まえ、テクノロジー系ベンチャー企業との連携を強化し、クライアント企業のデジタル事業開発支援をより充実させることを目的にしたもの。主な活動領域は次の通り。
- テクノロジーを活用した事業の戦略立案サポートや施策実行サポート
- オープンイノベーションに対するソリューション提供
- スタートアップ企業のテクノロジーを活用したソリューション開発
- ベンチャー企業へのマーケティング支援
上記推進にあたって、シリコンバレーに拠点を置く日系ファンドの中で最多の投資件数(2014年実績)を記録する、Scrum Ventures(スクラムベンチャーズ)および、伊藤忠テクノロジーベンチャーズが組成するファンドに出資を行う。これにより両ファンドを通じてテクノロジー情報を取得し、ソリューション提供や開発を加速させていく。
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