ヤフーが、The IAB Technology Laboratory(以下、IAB Tech Lab)に正式会員として加盟した。また、同社マーケティングソリューションカンパニーのエグゼクティブユニットマネージャー高田徹氏が、IAB Tech Labのエグゼクティブ・コミッティーのボードメンバー兼ファウンディングメンバー(※)に就任した。
IAB Tech Labは、米国ニューヨークに本拠地を置く非営利のインタラクティブ広告業界団体「The Intereactive Advertising Bureau(IAB)」が設立した技術協議連合会。技術のオープン化や相互利用、評価などを積極的に行っており、評価を得た技術を基準として企業や団体に公開することで、より一層の技術革新につなげることを活動の目的としている。
現在、デジタルマーケティングの技術が進歩する一方で、デジタル広告詐欺などの複雑な課題も発生している。同社は、IAB Tech Labの会員となることで、グローバル企業とともに共通の課題を根本的に議論・検討し、得られた知見を共有し、日本のデジタルマーケティング市場の健全な発展への貢献を目指す。
※IAB Tech Labのエグゼクティブ・コミッティー ボードメンバーはファウンディングメンバーで構成され、メンバーシップ担当委員会における会員登録の可否についての決定権を持つ。
【関連記事】
・IAB、オープンなRTBプロトコルでネイティブ広告の自動取引を実現するAPI仕様を公開
・「現状では100%ビューアビリティ実現は無理」IABが発表した広告業界が厳守するべき7つの原則
・IABがデジタルビデオ専門の研究機関を設立、Huluの広告販売担当SVPが理事長に
・IAB、プログラマティックバイイングのための標準API仕様「OpenDirect 1.0」発表
・IAB、広告詐欺を防止するためのガイドラインを発表