電通は、企業が利用するサイト解析ツールに対して、外部調査モニターの属性データをリアルタイムに連係できる新サービス「Agile Audience Analytics(アジャイル・オーディエンス・アナリティクス)」を開発。6月27日より、電通マクロミルインサイトと共同で提供を開始した。
これによりネット広告戦略の立案段階で設定した当初のターゲットへの到達度をより高精度かつタイムリーに把握でき、広告運用のPDCAをさらに高速化していくことが可能になる。また、サイト解析ツールやDMPから抽出した任意の顧客セグメントと調査モニターの属性データを紐づけて調査対象者の選出を行うことも容易なため、追加施策としてアンケートを実施するなど、戦略の軌道修正に役立てることもできる。
現在、企業は自社サイトのデータ解析において、CPCやCPAなどの行動指標の把握だけでなく、ブランディングに資する知見を収集するために、サイト来訪者の属性データを把握することに注力しはじめている。
これまでも、企業が利用する各種サイト解析ツールやDMPに外部調査モニターの属性データを紐づけるサービスは存在したが、いずれも分析結果に対して事後的に紐づけるものであり、サイト解析時に即座に属性データを活用できるサービスではなかった。このような背景から、新サービスの開発・提供をするに至った。
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