LINEはマガジンハウスと共同で新メディア「てをつなご。」を創刊し、3月8日より「LINE MOOK」にて配信を開始したと発表した。同メディアはマガジンハウスの「Hanakoママ」編集部がプロデュースする。
「LINE MOOK」はスマートフォンにおける新たな出版の形としてLINEが提案する新メディア。「LINE」の持つ、国内月間利用者数6,600万人のユーザー基盤を流通網として、ファッション誌やカルチャー誌、業界専門誌などが取り上げる趣味・嗜好性の高い情報を中心に扱う。インターフェイスには、スマートフォンに特化した“縦スクロール読み”を採用。ユーザーは、好きな媒体の公式アカウントを友だち登録することで無料購読でき、配信は「LINE」を通じプッシュ形式で受け取ることができる。
「LINE MOOK」は2016年9月にソフトローンチされた。当初は、新たなお酒との出会いを詰め込んだ「週末この一杯」、メイク・ビューティにまつわるアイデアを提案する「Steal me!」の2媒体でスタートし、11月にはライフスタイル情報誌「Toss!」を創刊していた。この3媒体は、LINE内に設けられた編集部で制作を行っている。
ソフトローンチ以降、読了率が約80%にのぼるコンテンツも登場するなど一定の成果が出たため、今回の「LINE MOOK」正式ローンチが実現した。正式ローンチのタイミングでコンテンツ配信機能を外部メディアにも解放。第1弾として「てをつなご。」を新たに創刊した。毎週水曜日に配信される「てをつなご。」では、紙版の「Hanakoママ」や「Hanakoパパ」、Web版の「HanakoママWEB」との連動企画のほか、「てをつなご。」購読者しか読むことのできないオリジナルコンテンツの配信を予定している。
なお、「LINE MOOK」では、その他外部メディアへの開放のほか、広告事業化や課金モデルの導入などマネタイズも視野に入れ、展開していく予定。
【関連記事】
・位置情報連動サービス「tab」と雑誌「GINZA」がコラボレーション
・「AmebaGG」と「an・an」、共同で大型連載企画を展開
・LINE、アプリ内に「ニュースタブ」を新設~1日150本のニュースをピックアップ
・講談社×デジタルガレージ、女性向け「コンピレーションメディア」を2017年前半に提供
・「SNOW」利用者は半年前より27%増/スマホ利用者の約80%が「LINE」利用【ニールセン調査】