Appier(エイピア)は、AIを搭載したデータインテリジェンスプラットフォーム「AIXON(アイソン)」の日本市場に向けての提供を開始した。
企業はAIXONを活用することで、自社が保有するデータとAppierが保有する消費者データベースである「Cross X AIデータベース」を統合し、分析結果をマーケティングに活用できる。「Cross X AIデータベース」は、約20億のデバイスにひもづいているアジア地域の消費者行動や嗜好性に関するデータを格納している。
具体的には、ユーザー企業はAI技術を活用してオーディエンスの行動や嗜好を予測分析できるようになる。ユーザー企業はアイソンを使って、特定のオーディエンスデータを出力して自社のCRMシステムと連携することや、「Appier Cross Xプログラマティックプラットフォーム」などの広告配信プラットフォームを通じて広告施策を展開することができる。
アイソンの利用例としては、パブリッシャーが今後会員登録する可能性のある訪問者を特定してアプローチすることで会員登録者の増加を目指すケースや、データを分析することでユーザーの興味を引くトピックを発見し、その趣味・嗜好性を自社のCRMシステムに統合して、コンテンツ戦略を最適化するケースが想定されている。
また、EC企業が自社サイトのデータを分析し、最も購入しそうなユーザーを特定して施策を集中させることでCV率を高めることや、モバイルアプリ事業者が離脱の可能性が高いユーザーを特定し、リテンションを高めるための施策を展開するといったことも可能になる。
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