フロムスクラッチは、同社が提供するマーケティングプラットフォーム「b→dash」に、AIを活用したData Preparation(データ準備)の新機能「b→dash Data Preparation Engine」をリリースした。
Data Preparationとは、データ処理の工程をIT技術者だけでなく、誰もが簡単にできるようにする新しいデータ処理の工程のこと。適切なデータの活用には、データをExtract(抽出)、Transform(変換)、Load(取り込み)するETL工程が必要で、この工程におけるデータ処理にかかる膨大な工数とコストは、多くの企業で課題視されている。
同社が今回リリースした新機能「b→dash Data Preparation Engine」は、Data Preparationの機能を基盤として、データ処理の工程を「b→dash」のプラットフォーム上で簡単に操作・処理できるようにしたもの。これによりデータ処理工程が大幅に削減できるため、迅速な施策への展開が実現する。
具体的には、Web、mobile、SNS、自社システムなど各種データソースとの連携もワンタッチで可能に。収集したデータをすぐに変換し活用することができる。また、AI を活用することで、プラットフォーム上での操作における利便性向上、多様なデータフォーマットへの対応することができる。新機能を先行導入した一部企業では、データ処理における工数を約62.3%削減、約91.7%のコスト削減を実現している。
【関連記事】
・フロムスクラッチ、約32億円を資金調達 人工知能技術やデータ統合基盤の開発強化
・スリムビューティハウス、「B→Dash」を採用~オンラインで獲得したユーザーのデータを一元管理
・フロムスクラッチの「B→Dash」と「LINEビジネスコネクト」が機能連携へ
・楽天と電通が共同設立した楽天データマーケティング、営業を開始
・AbemaTV、「AbemaTV Data Labs」を設立 データ活用した番組制作や広告配信目指す