『Core Memory ヴィンテージコンピュータの美』は、シリコンバレーにあるコンピュータ歴史博物館が所蔵するコンピュータ30数台をおさめた写真集。収録されているのは、ENIAC、UNIVAC 1、IBM System/360、DEC PDP-8、Altair 8800、Cray、Apple Iなどの歴史に残る名機の数々。ひとつひとつ人間が手で組み立てていった真空管やケーブルが密集するさまが、圧倒的な質感とディテールをもった写真で紹介されていく。
本書で紹介されているコンピュータの中には、スティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックが自ら組み立てた木製の筐体に収められたApple Iや、Linux OSを採用し1台500ドルでつくられたというGoogleの最初の運用サーバも含まれている。
写真だけでなく、製造コストやスペック、当時のエピソードを含む解説文を見ているだけで、時のたつのを忘れてしまう。『Core Memory ヴィンテージコンピュータの美』(ISBN978-4-87311-357-9、オライリー・ジャパン発行、オーム社発売)は、2月23日発売予定となっている。
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