フジテレビジョンは、中国のECサイト「アリババ集団」傘下の動画配信プラットフォーム「YOUKU」と、ゴールデンタイムのドラマなどを中心に中国本土に配信することなどを含む戦略的パートナーシップを締結した。
2016年にアリババ集団の傘下に入ったYOUKUは、無料広告モデルと有料配信の双方で若い世代の人気を博しており、現在有料会員数は3,000万人を超えている。今回のパートナーシップ締結は、同社番組の優先的供給から始め、日本企業と中国企業のより有機的な結びつきを検討するものとなる。
第一弾の配信番組は、2017年7月に放送されたドラマ「警視庁いきもの係」など。7月より中国全土で視聴可能となった。
同社 総合事業局コンテンツ事業室 部長職の早川敬之氏は、今回のパートナーシップ締結について、以下のようにコメントしている。
「もはやアジアのエンターティメントは、国境や言語の壁をやすやすと超えて、デジタル・テクノロジーによって一層多くの人々に楽しんで頂ける時代となった。YOUKUとの戦略的パートナーシップを通じて、中国の視聴者に、良質な番組を届けられるよう一層緊密な関係構築に努めたい」(早川氏)
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