アドフラウド対策ツール「SpiderAF」を開発するPhybbit(フィビット)は、国内のアドネットワーク各社のアドフラウドリストを共有する「SHARED BLACKLIST(シェアードブラックリスト/以下、SBL)」の提供を開始した。
SBLは、「SpiderAF」を導入し、自社または利用するサービスにおいて収集したアドフラウドの情報共有に賛同した事業者のみが共有できるブラックリスト。現在、国内の過半数以上の広告配信事業者が同リストの共有に参加している。
これまでPhybbitでは、各社のアドネットワークに「SpiderAF」を提供していたが、それぞれの単体の取り組みだけでは対策に限界があった。SBLでは、アドフラウド撲滅のため、各アドネットワークで収集した情報を共有。これによって、不正広告の未然の防止や広告業界の健全化を促進する。
また、「SpiderAF監視チーム」による目視確認パトロールを実施することで、これまで曖昧だった人為的なフラウド判断の審査基準を一定に保つことが可能になる。加えて、広告主の様々なニーズに応えるアドフラウドの「カテゴライズ機能」を搭載し、企業それぞれに合ったブランドセーフティーを進めていく。
さらに、これまでフラウド判定はログデータの解析後に行われていたが、SBL内で情報を共有することで、ブランドを棄損するおそれのある不正サイト/アプリかどうかを事前に把握することができる。
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