ロックオンは、同社のマーケティングプラットフォーム「アドエビス」において、広告配信プラットフォームへ成果通知を行う「ポストバック機能」の提供を開始した。
運用型広告や成果報酬型広告において、自社の広告効果を正確に把握することは非常に重要である。しかし、Apple社がSafariブラウザへのトラッキング防止機能「Intelligent Tracking Prevention(以下、ITP※)」をリリースしたことで、正確な効果測定が困難となり、多くの広告配信プラットフォームにおいてITPへの早急な対応が課題となっている。
アドエビスでは、2017年11月に「ITP1.0」、2018年9月には「ITP2.0」への対応を完了。アドエビスの測定結果を広告配信プラットフォームで活用したいとの声を反映し、広告配信プラットフォームに特化した「ポストバック機能」を開発した。
「ポストバック機能」は、アドエビスで測定したコンバージョンデータを広告配信プラットフォームへ通知するというもの。既にアドエビスを利用中で専用タグが設置されているサイトの場合、広告配信プラットフォームごとの専用タグを新たに設置することなく測定を開始できる。
重複コンバージョンやITPに対応した広告効果を把握した上で運用へ活用できるため、広告配信プラットフォームは、日々変化する外的要因への対応に迫られることなく、安定的に精度の高い測定が可能となる。
(※)Intelligent Tracking Prevention(ITP):Apple社が2017年に、プライバシー保護とセキュリティ強化を目的にiOS/macOSに実装した機能。Safari内においてCookieの働きを制限することで、サイト間のトラッキングを抑制する。2018年には「ITP2.0」がリリースされ、Cookieの利用制限がさらに厳しくなった。ITP対象と判定された場合は、ユーザーの行動履歴の計測やリターゲティング広告の配信ができない等の影響が生じることがある。
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