博報堂DYホールディングスとMESONは、ARクラウドを軸とした体験拡張時代の行動や体験拡張の基盤となる技術について、共同研究契約を締結した。MESONは、2017年9月に設立された企業で、ARなどの体験拡張技術を用いたサービスを展開している。
ARクラウドは、現実世界の物体のデータをクラウド上に保存・保持し、共有する技術。これにより、従来は一人に閉じられていたAR体験を、複数人で同時に共有できる。また、同じ位置に存在する仮想オブジェクトを同時に操作できるなど、よりソーシャル性の高いAR体験が可能になるため、仮想空間が新たなコミュニケーションの場に進化すると期待されている。
両社は、共同研究の成果発表として、4月27日から29日に神戸市で行われるクロスメディアイベント「078kobe」において、ARクラウド上で複数ユーザーが仮想オブジェクトを用い、都市開発を行う体験デモ展示を実施。同展示では、未来の神戸市を複数人で一緒に作る都市開発のシミュレーションを体験できる。
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